本などによりますと、受粉してから50日たてば収穫できるとの記載もありますが、植木鉢やプランターでは足りない感じがします。長い期間蔓につけておくほうが硬い部分が厚くなります。7月始めに受粉できたとしても50日目は8月20になります。
瓢箪のつけ根の蔓が茶色くなったらもう育ちません(硬くなりません)。ので、こうなれば収穫してください。
そのまま乾かす方法と中をくりぬき水に漬ける方法があります。
簡単なのは、そのまま乾かす方法です。臭いがしないのも、そのまま乾かす方法です。
水に漬ける方法は、綺麗に白っぽくしあがります。
自然乾燥する場合は、蔓を長めに残し、紐をつけ、風通しの良いところに吊っておきます。
たいてい黒カビがはえてきます。下の写真は年末ごろ、実の熟れ具合かぜんぜん違う状態です。
気にせず翌年の2月ごろまで乾かすと、カラカラになります。
カラカラになった瓢箪の外側をたわしやキッチンのスポンジでごしごしとこすりますと、
薄皮がこそげ取れます。
そのまま数日乾かすとできあがり。
種が中でコロコロ言ってますが、
数年たってもそのままです。
絵を描いたり、穴を開けて工作にしてもOKです。
①収穫した瓢箪に穴を開けます
種を出すために直径8ミリ以上必要です。
ツルの部分から開けることが多いようですが、ツルを残すなら底面や横面でも良いです。
絵を描いたり、下側から電気を入れるランプシェードには下からの穴が使いやすいです。
ツルの部分から開けると、栓をつけたくなります。
栓に房をつけると格好よくなります。
穴を開けるには、先が三つに分かれた木工用のドリルがお勧めですよ。
穴の直径9mm用までの栓は安価なものがありますので、千成瓢箪には直径9mmの穴がお勧めです。大きな瓢箪には大きな栓が格好よいです。 栓や房は滋賀県長浜にある「太閤ひょうたん」さんで扱われています。
②穴から棒を入れ、中に空洞を開けます。
穴を開けたら棒を入れ、中をかき混ぜます。 割り箸や、傘の骨などで、瓢箪に穴を開けないように気をつけながらかき混ぜてください。 大量の実の作業をするのでなければ、最初の段階で出来るだけ種や中身を書き出すことで、異臭を押さえることができます。 大きな瓢箪や首が長い、曲がった瓢箪は、軽くかき混ぜて、腐るのを待ってください。
③水に漬ける
中身をできるだけかき出したら、中をすすぎ、水に漬けます。
中身、表皮を腐らすために1週間から2週間(気温などで異なります)
中身を棒でかきまぜてあれば、かき出さなくても、腐った後で出すことができます。
異臭を押さえるためには、毎日、中を洗い水を代えることが効果的です。
この行程は、水洗いしても中から固形物が出ず、表皮が綺麗に剥ければ終了です。
千成瓢箪には、2リットル用のペットボトルで水に漬けるのがお勧めです。 上部を裏返して水を入れることで、重石にもなりますよ。 そろそろ腐ってきたころでしょうか?
④ 水に漬けた瓢箪を洗い乾燥させる
瓢箪を水につけて、2週間くらいすると、腐り中身を洗い出すことができます。外側の表皮も剥けます。綺麗に洗います。
晴天まで水に入れて保管します。
晴天の日に日光にあてて乾かします。
日陰で数日かけて乾かすと、シミができてりカビが生えたりします。
乾燥させる前に、食器洗い洗剤を薄めた水に2~3日浸けると臭いが減るそうです。
この方法は、2013年、メンバーが実践したお勧めの方法です。水を替えないほうが早く腐り短期間で作業が進むとの見解もありますが、
街中での作業を意識して紹介しています。