本年度もコロナウイルス流行の影響で、種の配布、苗作り、苗の配布が例年のようにできませんでした。
豊国神社、方広寺、幸遊庵、元山王小学校での棚つくりと植え付けを少人数で行いました。うまく発芽しなかったこともあり、苗の数が少なく配布がほとんどできませんでした。昨年の不作の原因のひとつに、苗の植え付けが遅かったことと考え、5月の初めに豊国神社、方広寺、幸遊庵、元山王小学校に植え付けをしましたが、6月の後半になってようやく実がつき始めました。7月、方広寺は順調に育ち、、幸遊庵は実は少ないものの成りきれいな緑のカーテンになりました。豊国神社は7月の中頃から弱り早めに枯れてしまいました。運び込む槌の量が少なかったのか西日で根元が傷んだようでした。8月に入り方広寺も弱りはじめましたが、約70個の実を収穫することができました。
地域の方にも関心をもっていただこうと開催してきたワークショップは、コロナウイルス流行の影響で企画できませんでした。資金つくりとして、昨年にひきつづき通信販売で売る試みを継続しています。
方広寺での栽培は6年目(初年度のプランター栽培をあわせ7年目)。今年は、横長に一列に植えました。昨年、方広寺で収穫した、千成り、中くらい、特大の種から育て、合わせて14株植えました。今まで経験したことがない定植して根付いたころに、芽の先を切られる現象が複数の株でおきました。ネコのいたずらかナメクジか、原因は特定できず、何度か新しい苗を植え替えました。そのため、特大の苗が減り特大の実はひとつしかなりませんでしたが、自重に耐えられず途中で落下してしまいました。それ以外は順調に育ち、千成、中くらいの実を合わせて90個程度が成り、そのうち約70個が加工に使える硬さに完熟していました。世話をしている時に声をかけてくださる方も増え、朝の散策時に草を引いてくださる方もありました。昨年の棚を残し、今年はそれに拡張したので、立派でした。竹が傷んでいるので3年は使えず、来年は一から作る必要があります。
SNSでは、方広寺の瓢箪を見てきたと情報発信してくださる方も多数おられ嬉しいです。方広寺も豊臣秀吉ゆかりのお寺で、瓢箪栽培にもゆかりを感じます。
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豊国神社(とよくにじんじゃ)は、豊臣秀吉が祀られており、この活動の原点となった神社です。神社のご好意で、すばらしい立地で今年も栽培させていただきました。国宝の唐門のすぐ横で栽培。
7月中頃に弱らせてしまい、今年も完熟させることはできませんでしたが、瓢箪が数個なり、参拝、観光、散歩の方などが足をとめて楽しんでおられました。
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今年も閉校した小学校の花壇で地域の方と瓢箪を栽培。
下をくぐれる大きな瓢箪棚で実が付きました。
大きな実もできました。
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土を使わない栽培を試みました。
近年、連作障害が気になり、推敲栽培ならその問題が解決できるのではと考えました。しかし、根腐りしないか、水に酸素を送る必要があるのでは、水を循環させる必要があるのではなど疑問がありました。とりあえずやってみるかと栽培してみました。
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京町家の宿 幸遊庵 皆が足をとめる緑のカーテン。
今年も数個の実がつきました。コロナ禍で観光客が少ない東山でしたが、いつもどおり頑張ってますを発信できたのではと。継続してきたことで、ご近所の関心が高まっています。
今年はプランターに保水用にロックウールを埋め込んでみました。
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